「えっ…?何よ。」

そんな不満そうな顔すんなよ。

どうせ、一時間後にはお前は俺の物…


―トントントン

何も知らずに、軽い足取りで着いてくる。

愛おしい…

『ここでいい。』

俺が足を止めたのは、メジャーだけど殆ど人が来ない校舎裏。

「…何?」

うっとおしそうに聞いてくる。

『好きだ。』

一応、告白もする。

「ごめんなさい。私は…


キャッ!!」

腕を押さえ付けて、コイツが絶対に逃げられないようにする。