「また、あの夢…。」

夜桜 美早

遠い遠い昔の記憶

でも、覚えているのはそれだけ。

わたしはあることがきっかけで一部の記憶を失った。

ま、過去の思い出なんて、もう必要も無いから関係無いけど。

時々見る夢の続き。

そこには私の名前を必死に呼ぶ声が聞こえた。

とても大切な、大好きだった声。

でも、それが誰だったかなんて、今となってはもうわからない。