優那と別れた次の日。


いつもの癖で、ついつい優那に

電話しそうになる。



たまに、学校の体育館に練習を見に来てくれてたから、

ついつい優那の姿を探してしまう。




やっぱり俺は好きなんだ…

優那……




この気持ちは、もう、

どこにもぶつけられない。


押し殺していくしかないんだ。




いつもの生活のリズムの中の一部がなくなって、

何だか心にも、生活にも、

ポッカリと穴が空いたみたいで。