優那の言葉を、信じたくはなかった。



“ウソだよーびっくりした?”




そう言って戻って来てくれるかも

なんて、少しだけ期待したけど、そんな都合良くいくわけなくて。


気づけば辺りは真っ暗になっていた。



「はぁー、なにやってんだろ俺。」



急に、虚しさが襲ってきた。


優那の温もりを失った今、

俺はなんのために頑張ればいいんだ?



俺は、優那にとって

どんな存在だったんだろ…