それから、お互いが休みのお日は
デートをたくさんして。
楽しい夏休みも、今日で終わり。
そんな私に、彼はデートの帰り、
いつものように、私をドキドキさせるようなことをさらりと言ったんだ。
「今日、泊まってかない?」
「...」
それって、やっぱり、あれだよね?
こころの準備とか、まだだし。
え、どーしよう・・・
「あ、えっと...でもさ、迷惑でしょ?そもそも、寮に泊まったりしてバレやばいんじゃないの?」
「それは、平気。俺らの学校さ、規則とか殆どないし。ゆるいし。」
そんな...だけど、嫌じゃない気もする。
それで、あなたとの距離が、縮まるなら。
「ね、大翔くん。」
「ん?」
「泊まってく。」
やっぱり、あなたとなら、いいかなって思う。
恥ずかしいけど...
「それは、良かった。」
そういって、眩しい笑顔を私に向けた大翔くん。
私は、いつでもそんなあなたと少しでも一緒に居たいと思う。
いつも、気の合う大翔くんなら、同じ気持ちで居てくれるかな?
なぁんて。