……大翔……――。
私の不安に気づいてたんだね。
そして、
「俺は、好きで優那の傍にいる。
俺は、優那に恋してるよ。
不安に感じてるんだろ?
…不安なんて、感じなくていい。
声がなくても、気持ちがあれば十分だ。
優那は俺のこと、好きだろ?」
と言った。
私はメモ帳にペンを走らせる…―
“私に対する大翔の気持ちは、同情じゃない?私は大翔の重荷じゃない?”
すると大翔は、
「そんなわけねぇじゃん。
優那は、俺の可愛い彼女。
あ、将来の奥さんっ。」
そう言って、
微笑む大翔。
……私この笑顔に惚れたんだ。
私は思わずメモ帳に書いてしまった…――。
“大翔、ダイスキ。
書いたあとに恥ずかしさが襲ってきた。
だけど、
「当たり前だろ?
優那の目には、俺しか写らねぇから。」
なんて俺様な……
だけど、
自然と笑みがこぼれた。
ありがとう、
大翔。