「やっぱ涼しいー」
俺たちは、あまりの涼しさにテンションはMAXだった。
すると・・・
「あ、あのぅ・・・すみません」
スラッとしていて160はある身長。
なのに、顔は幼くて、ふわっとした雰囲気をもつ女の子。
「え、何か?」
と聞き返す和哉。
完全に怖がっている彼女。
「ぁ、えっと、図書館は、公共の場ですので、もう少し静かにしていただけると、嬉しいのですが・・・」
声を振り絞ってそう言った彼女。
なんか、かわいそうになってきた・・・
まぁ、怖そうなのが4人もいるんだしな。
それからも、和哉に少し話しかけられてて、困ったような顔をしながら顔を引きつらせる彼女
いや、和哉、白石さんって言ってたな。
「可愛いね。」
そう言った和哉にさらに困った顔をする白石さん。
俺は、泣きそうな顔をする彼女を放ってはおけなかった・・・
「白石さん、困ってんだろ?あんまり、絡むなよ。」
白石さんは、驚いた顔で俺を見た。