頭をポンポンと撫でられた。




いつの間にかそうちゃんは消えていた。




「奏斗・・サッカーどう?」




君の1番好きなサッカー。




「マジで楽しいよ!」




さっきのそうちゃんの
笑顔に似た満面の笑みを浮かべる。




少し冷たい風を浴びて
ウチに行かないかと奏斗を誘った。




明日は日曜なのに部活がないらしい。




家まで向かう途中、
高校の友達の話をしてくれた。




寂しかった心は温かさを覚えた。




ウチの部屋で話すことにした。




「彰って言うんだけど
 もうすっげぇ息投合してんの!」





懐かしい空気は
いつまでも絶えることがなかった。




でもウチの心は




限界が来ていた。