「これ・・・・・。」




そう、ウチがあげたのは




昨日そうちゃんが撮った写真。




「すっごく綺麗でしょ。」




「あれ、もう1枚・・・?」




そう、それから昨日のそうちゃん。




「スゴイ可愛い・・・。」




可愛いと言う言葉に反応したのか
そうちゃんが少しムキになった。




「カッコイイって言ってよ!」




「そーだねっ!」




「ゴメン、お姉ちゃん帰らなきゃ!」




そうちゃんは満面の笑みを振りまいて
ウチに手を振って公園の出口へ。




「あっ!」




封筒がそうちゃんの手から滑り落ちた。






  「稀緒ッッ!!」