静かな公園でひとり、カメラをしまう。




子供達は5時の鐘が鳴り、帰って行った。




そろそろ片付けも終わろうとしていた。




「お姉ちゃんっっ!!!」




その声に振り向いた先にはそうちゃん。




「どうしたの・・・?」




さっきよりも明らかに暗くなっている。




「渡すモノあるって言ってたじゃん。」




「そうだった!ゴメン!!」




ウチは急いで荷物を探る。




「コレっ、はい!」




タータンチェックの封筒を渡す。




そうちゃんは嬉しそうに微笑む。




何度この笑顔に助けられた?




それ位、数えられない位、




助けられた―――――。