「菜都未早くしねぇとバス遅れる。」




菜都未の隣のオトコが諭す。




「奏斗君をあたしは信じたいから。」




菜都未はそういい残した。




稀緒が写真を辞めるなんて・・・。




俺はしゃがみ込んだ。




「なぁ・・・彰・・・・。」




彰は真っ直ぐに俺を見ていた。




「俺、戻れるかなぁ・・・?」




稀緒のところに戻る権利あるか?





「彼女も同じ事思ってたら
 何も変わらないぞ・・・。
 男からいこーぜ!」




明日も学校休みだし、行くっきゃねぇ。




「彰、さんきゅ!俺、いくわっ。」




そしたら彰がなんか奢れよって言った。



彰が言うとマジなんだか




本気かどーかわかんねぇ!