ウチはその勝負をうけることにした。




奏斗まで巻き込んでしまったから。




   ―――




「じゃぁ賭けるものを決めましょ!」




まだやるって言ってないんだけど・・・?




「そぉねぇ、・・・彼がぃぃゎッ♪」




そういって指差されたのは奏斗。




奏斗を賭けに巻き込みたくなかったのに。




ただでさえ迷惑かけてるのに・・・。




「稀緒?やんなくていいんだぞ?」




奏斗の優しい言葉、救われるね。




「勝負をぅけなぃなら
 1日彼とデートがしたぃゎ♪」




コレは光の強硬手段だった。



光は2人がカップルだと勘違いしていた。




でもウチはその賭けにのったんだ。




これ以上迷惑はかけられない・・・。