百合夏には悪いけど、 少しほっとした。 雪弥と百合夏は両想いじゃなかったんだ。 私と雪弥は両想いだったんだ。 玲那「…嬉しい」 雪弥「え?」 玲那「すごく嬉しい。だって雪弥と両想いなんだもん…!!」 こんな夢のようなことがあるだろうか。 控えめな私には恋なんて出来ないと思っていた。 でも違うんだ。 私だって恋が出来たんだ。 好きな人と両想いになれたんだ。