その日のSHR。

いつものように担任が教室に入り淡々と
連絡事項を言ってから報告があると
少しうれしそうに話し出した。



あの人がこうなるのはたまにある。



でも大して大きな報告だったことはない。

だから今日もたいしたことでないと思って
私は生徒会のことを考えていた。



するとクラスの女子から黄色い歓声が上がり
びっくりして前を見てみると私は心臓が止まりそうになった。


そこには例の王子様が立っていたのだから。


そして彼は

「木村慎也(きむらしんや)です。よろしくお願いします。」


と自己紹介をしていた。まだびっくりしている私に先生が



「じゃ天音お前生徒会長だからしっかり学校を案内するんだぞ。ということで木村の席は天音の隣な。」


と少しにたにたしながらいった。