毎日同じ答えを言うんだから何回も来なくていいのにと考えているといきなり体が

右へ傾いた。







あいつが右手で私の頭を体へ引き寄せていたのだ。





私のからだは一気に体温が上昇して心臓が今までより何倍も早く鼓動を打つ。




そしてあいつが

「無理しすぎじゃねーの」



といつになく真剣に言うもんだから驚いた私は



何回もかみながら


「なっ何いってってっるんだぁ?せいとかいっちょうなんだからあ当たり前。」


と言い返すと簡単にあいつは私の頭を腕から解放して


「はは。やっぱおもしれーわお前。」


といって去っていった。





なんだかよくわからない男だったけど


あの真剣な顔に不覚にもドキっとしてしまった。