その後ベンチへよってから飲み物を買いに行こうとしたとき

千紗が俺を見上げて


「行かないで」

といった。



こんなときに不謹慎かもしれないが

心から可愛いと思った。



その後千紗が

「どうして助けてくれたの?」

と聞いたので少し悩んだが正直に



「お前だから」

と答えた。

ただ自分でもこんなにさらっといえるとは思わなかった。


千紗に出会って自分が自分じゃなくなったみたいだった。


千紗はそれから何かを考え出したようだった。


そんな千紗がまたいとしくて俺は千紗の唇に


キスを落とす。




心配だった俺は千紗を家まで送ってから自分の家へ帰った。