これがとにかく忙しい!!
学校中をフルマラソン分走ったとしてもまだまだ足りないくらい。
だから私は毎日が陸上部の練習みたいなもの・・・
今日もいつものように走っていた。
そして階段を下りようとしたとき・・・
足を踏み外した!!!
人間は死ぬときに走馬灯が見えるとよく言うけど
私にはそんな時間すらなかった。
とにかく怖くて怖くて目をぎゅっとつぶっていた。
でもなかなか痛みが襲ってこない。
あぁ一気にあの世へいけたのかなと思った。
それでも何かがおかしいと思って
ゆっくり目を開けてみると・・・
目の前にはめちゃくちゃ整った顔の男の子がいて
それはもう王子様って呼びたくなるくらいのもの。
あの世ってこんなにすばらしいものなんだと浸っていると王子様が
「早く降りてくれないかな」
って一言言った。