元々千紗を気になりだしたのは

いきなり千紗が上から落ちてきたあの日。



それまで彼女は何人かいたが


それは向こうから言ってきただけで


俺はすきでもなんでもなかった。


はっきり言って恋とかくだらないと思う。


そんな風に思っていたのに





いきなり千紗が振ってきた瞬間

顔を見ると

目をぎゅっとつぶっていた。



その姿を一瞬、純粋にいとおしいと思ってしまった。

他の女と何が違うのかといったら言葉では表せない・・・




あの日
そしてふと窓を見るとすごく夕日がきれいで

胸が高鳴る。


何か起こるそんな気がした。