───"餓鬼らしくしてろっての"──……

あれから半年が経っている

私はもう高校一年になった

だけど傷跡は年を老いても

癒える事もなく、浅くなる事もなく

あの時のまま

あの時……この傷で死んだら

悲しむ人は居るのかな……?

「…あら、サラ……早かったのね」

『…』

母が起きるのはいつも6:30

もうそんな時間か………

「朝食の準備するから学校行く準備なさい」

そう言いながらキッチンに

向かうお母さん

いつも無愛想…だけどしてくれる

今、何を思ってるのかさえ

私には見当も付かない