2年C組前にて…

ガラ…

私は、綾子と一緒に2年C組に足を踏み出した。

私は入った瞬間木山君を探した。

いた!

木山君の席は、一番後ろの窓側だった。

私の席は、真ん中の3番目。

木山君とは離れてしまったが、私の席から丁度見える角度だった。

そして担任の先生が、やって来てあいさつをし、クラスの子とも少し打ち解けあい1日が、終了した。

「由香!帰ろっ」

綾子が、声をかけてきた。

私は、木山君の席をずっと見ていたらしく綾子の声に気づかなかった。

「ちょっと由香!」

「へ!?何??」

「由香ったらずっと木山君の席見てるんだから!」

「そんな事ないよ!!」

「はいはい。私が明日木山君のメアド聞いてあげるから」

「なんで!?しなくていいよ!そんな事!」

「良いから良いから!」

そして私達は、帰り道木山君の話で盛り上がっていた。

気付けば私の家に着いてしまった。

「したらまた明日ね!明日が、楽しみ。」と言い、綾子は帰っていった。



私は、木山君が好きなの?

この、気持ちは何!?