花梨は少し落ち着いたようだ。





蓮「文也は大丈夫か…?」





文也「…大丈夫。風間秋夜に言いたいことがたくさんあるから」





蓮「…そうか」





俺達は秋夜を待っている。





秋夜が本当に文也の父親をリンチした頭なのか確かめるためだ。





すると向こうから四人の男子が入って来た。





真ん中で堂々と歩いているのは赤髪の秋夜だ。





秋夜達は俺達の50m先くらいに止まる。





秋夜「女連れっていうことはケンカしに来たんじゃねぇんだな?」





蓮「当たり前だ。秋夜に聞きたいことがある」





秋夜「なんだ」





文也は服の裾を握りしめ、必死に怒りを押さえていた。





蓮「正直に言えよ?…お前、ヤンキー以外をリンチしたことあるか?」





秋夜「…無いよ」





蓮「…ならいいんだ!良かったよ!文也、秋夜じゃない!」





文也「…いや、こいつだ」





文也は秋夜に殴りかかる。





秋夜はそれを避ける。





秋夜「いきなり何だよ…」





文也「お前は俺の父親をリンチしたのか?」