胡桃「ったく!イライラする!」




蓮「…悪い」




胡桃は俺にため息をつき、



机に突っ伏していた文也の頭を叩いて起こした。




胡桃「文也、ちょっと来て」



胡桃は文也を連れて教室を出ていった。




行き場所は…屋上だな。




胡桃また変なこと言わないといいけどな…




俺は心配になって屋上に向かって足を走らせた。




すると俺のすぐ後ろに誰かが引っ付いて走っているのがわかった。




後ろを見ると花梨だった。




蓮「花梨?」




俺が花梨を見ると花梨は立ち止まった。




花梨「…私、蓮がヤンキーだって知って蓮が少しだけ恐かった。蓮が蓮じゃない気がして」




蓮「………」




花梨「でも違う。蓮は蓮だもん。ヤンキーでも何でも関係無いよね…!!」