「ふ~」 何気なくリビングに戻ると・・・。 ニコニコした兄。 『どうせ月は最低限の物しかもって行かないと思ったから、携帯と財布。』 「よく分かってんね」 受け取って、椅子に座った。 「へ~、美味しそうじゃん」 上から目線で言う私に対して兄は、 『だろ?オリーブとか、使ってみた』 ニカッと笑って、うれしそう。