彰は、いつもの道を歩きながら葵学園を目指していた。
朝は、ここら辺は静かなので彰は気に入っている。
少し、曇り気味な空はまるで何かイヤな事が起きそうな感じだ。彰は、曇り気味な空を見ながら葵学園へ早歩きで進んでいった……。


果たして、嫌な事があったか??



………あった。

彰は、ずっと前を向いていたので下を見なかった。

「…?わっ!!」

空き缶を踏んづけ見事な円を描くようにスローモ―ションな感じでこけた。
どって―――ん!!「いてて…。」
彰は、お尻の痛みがジンジンしている。彰の目には、涙を浮かべている。

彰は、腹が立ち踏んづけた空き缶を思いっきり蹴った…。
彰は、スカッとしたので学園に行こうとした。

………しかし。

コンっ!!!

と、いう音が辺りに響いた。彰は、振り向くとそこには空き缶を持った不良が
立っていた。
「お前が蹴ったのかぁ!」
「…いや!そのっ」不良は3人いる。
彰は、1人。
3人が彰に向かってやってくる。

(…どうしよう。)

彰は、ガチガチ震えている。だが、
3人は構わずに歩いて来る。