「…。」


あたしは1人、部屋に閉じこもっていた。 



こんなに好きなのに… 

なんで兄弟なんだろ… 




この疑問は、消えたはずだったのに… 



「…ッ」


こんなに近いのに… 

愛し合ってるのに… 




「ンも〜〜〜〜〜ッ!!」



バフッ 


枕に八つ当たり。 


「…ぅ〜〜〜」



やっぱり… 

こんなことになる前に… 
諦めておけばよかったんだ。 





…もう遅いよ。 

こんなに大好きだもん…。 





「…よしッ」






覚悟できた。 






裕恭とは、 






別れる…。