フラれる痛みと惨めさが分かったから…
私、奏太に返事ができなかった。

この子の想い。

私の気持ちは…
どうしたらいいの?

教えて欲しい。
なんて答えればいい?


『ああぁ、ホントにめんどい。』

突然、教室のドアが開いた。

「…奏ちゃん…」