保健室で診てもらったら、捻挫だろうって。
湿布貼って終わった。

「もう大丈夫だから、戻っていいよ。」

俺は痛みが引くまで、休むつもりだった。
ベッドを囲むカーテンを引いた。

玲はカーテンの向こうから『もう少し…ここにいる。』
そう返事した。

それでも俺の告白の返事はもらえなかった。
それは、保健医が同じ部屋に居たせいじゃないことは分かってた。


結局俺らはグランドに戻らないで、家に帰った。