キキィィィ

「っ・・・―」

「大丈夫?」

目を開けると酉君がいた。

「うっうん、ありがとう」

「夢凪!!」

「あ・・・俊輝君」

「あぁ、中野」

変な光景ー

私が酉君に助けられてて、先輩と中野先輩があってるなんて!

「大丈夫?夢凪ちゃん」

「へ?あっはい!」

「ありがとう中野」

それだけ言って先輩は私を引っ張る。

「あっ後でねー」

酉君と中野先輩は笑顔で手を振る。

「お前ちゃんと周り見ろよ」

「ごめんなさい。」

「焦るだろうが」

「うん・・・ごめんなさい」

「もう、謝んな。次気を付ければ良いから」

「うんっ」

そうして手を繋いで歩いて学校に行く。

はぁ・・・・・流石にヤバイかな。

考えながら歩かない様にしなくちゃっ




その様子を酉は見ながら、胸に引っ掛かる感じがしていた。