「ウソ・・・」
「本気」
「あっ・・・」
知らずの内に涙が溢れ出てた。
「夢凪、本気だよ。」
「え・・・」
「ちゃんと高校卒業して、成人したら・・・」
「・・・・・・」
「結婚して下さい」
夢を見ていた。
長い長い夢を、
小さい頃から好きだった人。
結婚しよう。と、まだ子供だったけど約束した。
でも、それは叶う事はない。と、会う度思っていた。
なのに、その人が
今目の前で、結婚しようと言っている。
「先輩っわっ私、結婚します」
私は先輩に抱き着いた。
先輩は私を抱きしめた。
「ありがとう。夢凪、絶対結婚しような」
「う~。はいぃ。」
もう涙声になってしまった。
そうして、私と先輩は付き合い始めて、改めて約束をした。