「‥‥べ、別にいいけど。//」


真っ赤になってたであろう自分の顔を必死に隠しながら、俺はそう答えた。


「やったぁ!!」


その子は更に嬉しそうな顔で喜んでいた。


「名前は?」

「えっ?あ、そうだよね。忘れてた。」


名乗ることさえ忘れるほどよっぽど嬉しかったのだろうか。


「妃愛乃だよ!!君は?」

「疾風。」

「疾風君かぁ。よろしくねっ!!」