「あなた本当に365日絵を描いてるのね」

「はい。描いてないと落ち着かなくて」

「そう…でも七海さんの絵、好きよ。何だか絵の中に迷い込んでしまいそう」


2人しかいない部室に川谷先生のお上品な笑い声が響いた。