一通り綺麗にした後、私は彼女の通う私立女子高校に向かった。校門の前で待ち伏せている間も私は叶江真美が私に殺される場面をずっとリピートしていた。
 ふふ……笑いが止まらないっ。
 5分程待った後、ハガキに載っていた写真にそっくりな女が出てきた。アイツが叶江真美……。私はゆっくり彼女に近づいた。彼女は少し警戒しながらも、私が笑うと笑い返した。

「こんにちは。あなた、叶江真美さんですよね?」

「そうですけど。どうして、わたしの名前知ってるんですか?」

「まぁまぁいいじゃないですか。今ちょっと無料占いキャンペーンをやっているんですよ。私の占い、凄く当たりますし、やってみる価値はあると思います」