それから朝まで呑みながら美香に質問攻めだった

周りから見たら必死だっただろう

けどそんなの関係なかった

美香も打ち解けて話してくれた

このまま時間が止まればいいのに、俺は美香に夢中だった。


美香は昼と夜の掛け持ちで仕事をしているらしい

だからって訳じゃないけど、夜の女って感じじゃなかった

年上のお姉さん4つ上で綺麗で憧れのお姉さん


「和哉もう店閉めるぞ」

祐希さんに嫌な宣告を受けてチェックを済ませた

「美香も上がっていいぞ」

「じゃあお先失礼します」

「あの...送りますよ」

「私の家こっから車でも30分かかるんで大丈夫ですよ!!」

「大丈夫ですよ」

俺は強制的に下で車で待っていた

しばらくして美香が降りてきて俺を見て何かいってる

「飲酒運転...」

「大丈夫
俺運転上手いですよ」

「ダメ!!」

「なら…ちょっと車止めてどっかで休憩していいですか??」

「うん...明日何にもないしちょっと話そっか」

俺は沈黙に耐えれず色々話した昔の事、今の事、美香は泣きながら聞いてくれた。

俺は美香を泣かせたくない、守ってやりたい、純粋にそう思った。