そして私と翔馬くんは中に入った。




翔馬くんは息切れしている。




麗奈「翔馬くん?どうしたの?」




翔馬「いきなりごめん。だけどどうしても見せたいのがあって」




麗奈「見せたいもの?」




翔馬くんは鞄から何かを出した。




桜のネックレスだ。




麗奈「桜…」




入学式のあの日、
翔馬くんが好きだと言ってくれた桜のピン。




それは今も私の頭に飾ってある。




麗奈「可愛いね!桜のネックレス!」




翔馬「そう言ってもらえるとうれしいよ!これ、麗奈ちゃんにあげるよ」




麗奈「いいの!?」




翔馬「うん。もちろん」




麗奈「ありがとう!」



私は早速つけてみる。




可愛いっ!!




しかも翔馬くんからのプレゼントだなんて…!!