翔馬「どこ行くんだよ」




麗奈「屋上だよ。サボり」




翔馬「はぁ?サボんのか」




麗奈「うん。数学嫌なんだもん」




翔馬「ったく。んじゃあ俺も付き合うよ」




麗奈「いいのに…!翔馬くん数学得意じゃんか!」




翔馬「いいよ。麗奈ちゃんがサボるなら俺もサボるよ」




麗奈「えぇ!んじゃあ私授業出るよ!」




私は教室に戻ろうとする。




すると翔馬くんが私の手を握った。




翔馬「サボるの。サボりたいの」




翔馬くんは少し怒ったような顔をしていた。




麗奈「あっ…うん」




私は頷く。




翔馬くんと一緒にいたいし。