【莉亜side】 「莉亜!理「サン?莉亜と2人で話したいからちょっとだけ藍樺たちと一緒に出ててくれる?」 寧子が何か言いかけたのにかぶせて お母さんがそう言った。 お母さんがかぶせるなんて珍しい… なんかあるよね? あたしはこの時、そう思っていた。 「はい…分かりました…」 寧子はそう言って、あたしの方をちらりと 見てから、部屋を出ていった。 「莉亜!会いたかったわ!」 そう言ってあたしに抱きついてきたお母さん。 その瞬間…