あたしはただ呆然と立ち尽くすばかりだった。 何も言葉がでてこない。 クラスメイト達は、「ほらな、やっぱり。」といわんばかりの鋭く冷たい視線を浴びせてくる。 そんな中、沈黙を打ち破ったのはウザイ担任だった。 「なんだお前達。気持ち悪いくらい、黙りやがって。ホームルーム始めるから、席につけ。」