「志織…………、こいつほっといて……サボろう。」
「…………………………………………うん。」
2人は微笑み、手をつなぎながら教室から出る。
―――――まるで、今から明るい光の中に飛び込むのかというくらい軽い足取りで。
―――――――教室には、あたしといじめっ子が残っていた。
あたしをバカにするいじめっ子達の声が遠ざかっていくような気がした。
――――――――あたしの中の歯車が全部止まるのには そんなに時間はかからなかった。
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