結菜が飲み物を買いに行くとケンちゃんとあたしは向き合う形になった


足を絡ませお互いを温め合った


「えへ〜♪今日はありがとうね。楽しかった。」


狭いシングルの布団は二人を密着させ


自然にあたしはケンちゃんの首元に自分の顔を近づけた


眩しいと言って豆電球にしたせいて顔を上げるとオレンジ色に瞳が輝いていた


不思議な引力が二人の唇をくっつける


CHU


と唇が離れ


目を開けるとケンちゃんと目が合う


豆電球でよかった


あたしきっと真っ赤だ…


目が合ってケンちゃんの顔が傾き反射的に目をつむる