それから、学校でも、話す機会が増えたね。

けど、君と付き合ってることは、誰にも言わなかった。

友達から「付き合ってるの?」って

聞かれるたび、嘘をつくしかなかった。

嘘をつくたび、影で悪口を言われる毎日だった。

君に言えないまま、家族の前では、

笑顔をつくってた。
でも、私は、誰にも言えないまま

お風呂場で泣いていた。

君に弱音を吐きたくなくて、

学校でも迷惑かけないように、

会話をせず紙のやり取りをする毎日だった。