お昼にたっぷり寝た私は
睡眠なんて必要なくて、




「 暇だからもう行く 」




約束の神社へ行こうと
準備を始めていた。




と言っても、もうお昼。
まだ人多いのかな~と
ゆっくり準備をすれば
あっという間に2時間過ぎて、




・・・・これなら、夕方行っても
変わらないかな・・・・




時計を確認して小さく息を吐いて
暇つぶしに髪を巻くことにした。




『 繭、時間かけすぎだよ 』


「 だって、人混みに行くんだと
  思ったら自然とこうなるんだもん 」


『 ・・・・繭らしいね 』




苦笑交じりのその声に
もう少ししたら出るよ、と言って
それでもやっぱりゆっくり髪を
巻いていた。