─────────ギシッ
・・・よく寝た。
「 ふぁ・・・ 」
大きな欠伸を零して
数分間ぼーっとした後
私はベッドから降りた。
・・・そう言えば、いつの間に
ベッドに移動したんだろう。
時計はまだ7時前を示していて
仕事、休みなのにな、と
苦笑を零して階段を下りる。
1人暮らしだと階段を
下りることなんてないし
あの部屋に慣れると家が
広く感じて、リビングのドアを開けて
大きく息を吸った。
家は落ち着く。
だけど寂しい。
不思議な感覚になりながら
朝ごはんを適当に済ませて
隣の仏間に足を向けた。