それから、あなたの家族が来てあたしは自然と話しかけれるようになって。


だって、『好きな人』の家族だよ??

みんな優しくてとてもあなたに似ていて……………。


そんな楽しいと思ってたのに………。

そんな淡い願いを自分で壊した。

『別れることに変わりはないから。』

楽しそうに笑ってたはずのあなたから笑顔が消えた。

『やだ』

そう送られたメールにどうしようもなく嬉しくて、悲しくて。


どうしてか、あたしはあなたに笑ってしまったんだ。


なのにあたしは酷いね。
どうしてあなたはこんなあたしを『好き』になってくれたの??

お願いだから、あたしより『良い人』を好きになって。

こんなに『黒い』人を好きにならないで。


『白いよ』
『優しいじゃん』
『ずっと一緒だよ』


あなたは『あたしだけ』だと言ってくれた。

それはあたしの心を喜ばせる言葉。


でも、それよりもあたしを『嫌い』だと言って欲しかった。

『好き』よりも『嫌い』の言葉の方があたしには『良い言葉』だよ。


だって、困っちゃう。

こんなに『好き』になってくれた人を『裏切る』んだと思うと。



ごめんなさい。

あなたと逢ってしまって。

あなたを『好き』になってしまって。

でもね??
もう大丈夫。   全てが終わる。