トードの足に激痛が走る。


「痛ぅッ!!これは、
ボルカノン・・・?」


そう、かわしてきた
ボルカノンは
全て地面に落ち
電気を放っていたのである。


「さらに!!」


ふん、と無無は
胸の前で手を合わせ
魔力を練り込む。

途端に、ボルカノンが
電気の線で繋がっていく。
そう、丁度網目のように。


「【ジケイル】電気同士を
繋げ、こうして
相手を縛りつける技だ」


無無は手をトードに向け
外さないよう狙いを定める。


「終わりだな」


「くッ」


【アシッド】

苦し紛れに水を放つが
カノンによって
かきけされる。


「無駄だぁ!!
水は電気には勝てんのだ
この勝負はもらったぁ!!!」