「待って・・・
危険があるってコトは
やっぱり・・・」


道を間違えたコトに
ようやく気づく私。
後の祭りである。


ガァァァァァ!!


ヒレだけで私の10倍は
ありそうな巨大な何かが
襲いかかってきた。

普通なら一撃で沈むが
遊んでいるのか
なかなか
止めを刺そうとはしない。


「チャンス」


急いで船底に魔方陣を描く
描き終わっても
術の発動には時間がかかる


「早くしないと・・・
お願い・・・急いで」


祈りが通じたのか
何故か敵の方が
異変に気づく。


「バカぁ!!」


あっけなく小舟は
吹き飛ばされた。

・・・そして