俺はひとりぐらしをしてる
麻奈「優弥ひとりぐらしなんだあ」
俺「おう」
なにげない会話
それも俺らにとっては大切
麻奈「また、きたいなあ‥」
俺「なに言ってんの?また来いよ。絶対だぞ」
麻奈「うん‥ありがとう」
麻奈は言わない
なにも
でもわかる
麻奈は、もう来れないと思ってる
今日が、
俺んちに来る
最初で最後だと
俺はなにもできない
麻奈ごめんな
なにもしてやれない
俺は黙って麻奈を抱きしめた
麻奈はまた、涙を流した
静かに‥
俺「麻奈‥俺にはなんでも言ってくれ。涙の理由、苦しみの理由‥俺はなんでも聞く‥お前の支えになりてえんだ」
麻奈「うん‥ありがとう」