「今日は楽しかったね!!」
「だな」
夕焼けの道を手を繋いで歩くこのときがすごく幸せに感じた
こんなこと言うキャラじゃねぇけど、本気でそう思えた
それに、夕日に照らされながら微笑む麻遊を見てこんなにも愛おしく思う
「遥翔…?」
見過ぎていたらしく、首を傾げて不思議そうに訊いてきた
「…なんでもない」
「ふーん?」
納得していない顔だな
「……麻遊」
「ん?」
「好きだ」
「えっ!?……い、いきなり何よ///」
「今言いたくなったから」
「……あ、たしも好きだよ?
だいすき…//」
「ん、知ってる」
ぎゅっと抱きしめ
「…俺から離れてくなよ?」
「あたりまえでしょ?
なに言ってんのよ」
麻遊の手が俺のシャツをぎゅっと握り返した