「………あたしの全部を受け止めてくれる?」
めずらしく…って言ったら失礼だけど、中村が弱気になっていた
「当たり前だろ…!
俺は麻衣が好きなんだよ
何があっても好きでいる自信しかない
麻衣の苦しみとか…俺にも背負わせてよ」
「…ゆう、た」
今の優汰は俺からしてもかっこいいと思う
中村も安心したような顔になっていた
「…俺と付き合ってくれませんか?」
「は、いっ…!
優汰…ありがとう…」
「いいえー!
あ、遥翔と麻遊もありがとうな」
「「どういたしまして!」」
「よかったね!」
麻遊がそう言って中村の頭を撫でると、
「うん…!」
と、満面の笑みで微笑んでいた