遥翔side
「遥翔ー!はよ」
「ん…」
「麻衣たちはまだ来てないのか?」
「あぁ」
「ふーん?」と言う優汰を一瞥してから空を見上げた
その時
「ねぇねぇ…今暇?
うちらと遊ぼうよぉ」
猫なで声が聞こえ、見てみると
目の周りが真っ黒になっている女たちがいた
年は…多分中2
化粧してるから老けて見える
「無理」
「俺たち、今彼女まってるんだよねー?
だからさー…逆ナンなら他あたってくれない?」
笑って言っているが、その周りには黒いオーラが漂っていた
「えぇ?どうせその彼女って大したことないでしょー?」
「…あ?ふざけんな…
あんたらさー、自分の顔鏡で見たことある?
その顔で可愛いとか、頭おかしいよ?」
「俺らの彼女に比べたらお前らは可愛くもなんともねぇよ」
言い終えると、女たちは涙を浮かべ、
「さいってー!」
と言って去って行った
「ムカつく…」
優汰は相当ムカついたらしく、めちゃくちゃイライラしていた
より一層黒さが増した