「まさか、明後日になるとはねー」
「だな」
「ま、いいんじゃない?優勝すればご褒美もらえるってことでみんなやる気出してんだからさ」
「そりゃそうだな」
此処は屋上
あっという間に時間は過ぎ、今はお昼の時間
あたし、遥翔、麻衣、優汰でお昼を食べていた
「それよりもさ…
五十嵐くん?
あんた何、あたしの麻遊をお姫様抱っこして教室に入ってきてんのよ」
「あ?…いいだろ
俺の彼女なんだし?」
やけに''彼女''の部分を強調して言った遥翔に対して、麻衣の眉はピクピクと動いていた
「へぇ?やけに強気じゃない…
それで麻遊を泣かしたら、あんたの事絶対許さないから
地獄に突き落としてやるわ」
麻衣…?
女の子が言う言葉じゃないよ?それ
しかも…笑顔で言ってるからさらに怖い
遥翔の顔も若干引き攣っていた
優汰は苦笑してた